ロシアの自走式多連装ロケットランチャー。 TOS-1AはTOS-1の改良型であり、弾数が30発から24発に削減されている。 TOS-1と同じくT-72戦車の車体がベースとなっているが、T-90戦車の車体がベースの車両も存在する。 24発の220mmサーモバリック弾頭ロケット弾を装備し、6秒から12秒で全弾を発射することができる。 車両が停止してから発射準備が完了するまでにかかる時間はおよそ90秒。 弾薬の補給には専用の弾薬補給車「TZM-T」が使用される。 2001年から配備が開始されたが、ロシアでの配備数は少なめ。 2014年にはイラクにも導入され、ISILに対して使用されている。 2022年のウクライナ侵攻にも投入され、無人ドローンの攻撃で撃破された車両や、ウクライナに鹵獲された車両もある。