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地の精霊の試練

かつて、とあるドワーフがとある勇者から贈られ、大事に使っていた地の加護を持つイヤリング。 そのイヤリングは、長い時を経て使用者の力と思念を溜め込んだ。 ドワーフがどこかに姿を隠した後も、そのイヤリングは人の手を渡り存在し続けた。少しずつ地の力を蓄え、ドワーフの故郷近くの地下の遺跡へと渡り、祭壇に祀られた。 以来、その遺跡の最奥部に近寄った者は、地の精霊によって異空間へと導かれる。 より強くなるための試練を与えるために。また、ドワーフの軌跡を誰かの記憶に残すために。