全人類は自らの内に非実体部を持つ。それ故に彼らはラプラスの悪魔に抗いうる。だが全魔術師の始祖はそれを良しとしなかった。彼は「生命」を化学反応の連鎖、つまり現象とし自らの運命を確定させることを望んだ。彼は野望の道半ばで倒れたがその研究は現代の全魔術理論の基礎となっている。 ある王曰く、魂なき故に教会の道士は時に切り離され死なずと化すらしい。