かつてカンチョーマンは有名なヒーローであった。 ヴィランの策略にハマり、地位を失った彼だったが幼馴染みが弱っていた彼を支えてくれた。 しかし、幼馴染みはヴィランの魔の手により、死んだ。怒りに震えるも、力のない彼は彼女との思い出を思い出した。 小学生の頃、君と遊んでいたね。隣の家だから一緒に帰ってしょうもない事で笑い合って……。 しょうもない事…? ………! そうだ、俺にはカンチョーがある! 幼馴染みの肛門を破壊して家族ぐるみで問題になり、慰謝料払ったせいで親が離婚した過去がある! そうだ、俺は! カンチョーマンなんだ! 二つの手を合わせ、人差し指を立てる。 深呼吸をして、カンチョーマンは今日も行く。