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【境界の魔女】

「初めまして、魔法使いのリリス・ヌス・タルクと申します。趣味は人間観察ですわ。」 「いやなに、ご存知の通り最近は魔法使いはおろか魔法を魔法と呼ぶ者も減っておりまして。」 「魔法使いが集まる里があるんですよ。興味があったりはしませんか?」 「あら、それは残念」 「よくお分かりになられましたね。この口調は別に習った物ではなく、友人を馬鹿にしているだけですので、お気になさらず。」 「はい?不快だからやめて? ごめん」 魔法使いを集めた里である「魔法の森」の管理者。魔法の森を覆う特有の結界は空間を歪ませる故侵入が難しく、姿を外から観測することができない。彼女の魔法を織り交ぜた特別性の結界である。 稀に人が迷い込むことを外界では神隠しと呼ばれている 里の状況が安定しているときは寝て一日を過ごすことも多い。自身の能力を使っている以上、常に消耗しているのと結界の中はどこでも見れるので寝ながら里のあちこちを見るのが一番良い。またこのことを知っている人はほとんど居ない上、知っていてもどこまで見れるかは誰も知らない。なのでたまに聞いてはいけない会話を聞いてしまい、申し訳なく感じている 彼女の自宅には空間を歪めることで各地へ高速移動できる専用の通路が存在している。上記の監視も合わさり里の中では彼女と戦うのは無謀であると言える 主要魔法は空間への干渉。歪めることで様々なことが可能。記述通りのことから 眼前の空間を湾曲しレンズとして運用 視力の疑似向上や光の凝縮による熱攻撃も可能 空間収縮による高速移動は物体の移動速度自体は変わっていないので殴りの威力が上がったりはしない 戦闘スタイルは魔力で肉体を強化しての肉弾戦が主。というのも魔法で直接行える攻撃は空間断裂ぐらいなので必然的にそうなる 私の世界観では魔法使いは身体の一部を魔力で置き換えた魔物に近い人外という設定。この身体の一部が魔力という特性から魔力による肉体強化の強度が人間のそれより格段に強い。 空間断裂は次元斬。一つの空間を二つに区分し明確にずらすという工程はただ空間を歪めるより非常に魔力消費が激しい ずらした空間は規模が大きいほど時間がかかるが、大半は一日半すれば勝手に癒着する また、最近は一日経つかどうかで癒着するらしい。 魔法の森が外界と遮断されている理由は1000年前起きた大陸での爆発。このせいで惑星規模の気候変動が起き、当時力を持っていた国家が消滅したことで世界の治安が悪化。 彼女はこの爆発の後に魔女の娘として生まれた。 幼少期の彼女の住んでいた地域は魔法使いが集まる里。昔はそこそこ見る光景だったらしい。 平和で魔法が盛んな珍しい区域だったが、あまりに続く不況から魔法を使える者を捕らえ、奴隷として様々な勤務を行わせる「魔女狩り」が世界各地で行われるようになった。 ちなみに男でも魔法を使っていれば捕まえられる。最初に捕まった魔法使いが女性かつ、何をされても文句が言えない悪党であったためこの名称が広まった。 世界から魔法使いの九割が消えた理由であるこの動きは非常に大きく、対策を行うのは必須だった。 そこで行われたのは外界との遮断。結界術に空間湾曲の魔法を織り交ぜることで里全体にステルス迷彩を施した上で、物理的に外界からの侵入を防ぐ。問題点は当時この魔法を扱える者は彼女を含め二人しかいなかったこと。魔法が扱えるかは本人の才能で大きく変わるので仕方ない。 博打気味ではあったが決行。元々住んでいた里は既に場所を把握されているため森の奥深くにこの結界を敷いた。 結果は成功。物理的な遮断は怪しいがステルス迷彩は完璧。魔法使い達はこの結界内で暮らすようになる。これが現在まで続く魔法使いが集まる里、「魔法の森」の原型だとか。 おいでよ!!!魔法の森!!!