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【終雪の女王】ヘルガ・フェンリス

所属組織 Niflheim(ニヴルヘイム) 極寒獣人と災害級ヴィランによって構成される巨大組織。その中でも最上位殲滅部隊、 《RAGNAROK(ラグナロク)》 を率いるNIDHOGG(ニーズヘッグ)級幹部。 都市制圧ではなく、 「文明圏そのものを終わらせる」 ための戦力として存在している。 階級 NIDHOGG級脅威 Niflheim最高位クラス。 国家どころか、 「地域文明単位で壊滅可能」 と判定された存在のみ到達する階級。 遥か北方。 地図にも記されない、 永久凍土の最果て。 そこにはかつて、 古代狼獣人達の王国が存在していた。 ヘルガ・フェンリスは、 その古代王族の血を引いて生まれた。 幼少期から、 彼女は異質だった。 周囲の気温が、 彼女に反応する。 感情が揺れるたび、 雪が強まる。 怒れば寒波。 悲しめば静雪。 眠れば白霧。 大人達は恐れた。 だが同時に、 彼女を 「王になる存在」 として崇めた。 ヘルガは、 争いを好む子供ではなかった。 むしろ静かで、 孤独を好んだ。 だが、 彼女が成長するにつれ、 世界そのものが変わり始める。 彼女の周囲では、 冬が長引いた。 河川が凍る。 獣が消える。 雪が終わらない。 そしてある年、 王国を巨大飢饉が襲う。 原因は、 終わらない冬。 食料は尽き、 民は凍え、 国は静かに崩壊していった。 人々は次第に、 ヘルガを恐れ始める。 「災いの王」 「終雪の化身」 「世界を凍らせる怪物」 彼女は初めて理解した。 「自分が生きるだけで、周囲を壊してしまう」 という事実を。 やがて王国では、 ヘルガを封印しようとする派閥が現れる。 だが、 その瞬間だった。 王国へ侵略戦争が始まる。 外界の国家は、 弱り切った極寒王国を資源地として狙った。 疲弊した民は、抗えなかった。 燃える城。 崩れる氷壁。 死んでいく同胞。 その光景を見た瞬間、 ヘルガの感情が崩壊する。 《終雪体質》 が暴走。 空が閉ざされた。 吹雪が都市を呑み込む。 海が凍る。 軍隊が白の中へ消える。 数日後。 そこに王国は無かった。 あらゆるものが、 氷の下へ埋まっていた。 生き残った者達は、 彼女をこう呼ぶ。 『終雪の女王』 その後、 ヘルガは長い間、 雪原を彷徨い続ける。 誰にも近付かなかった。 近付けば、 また世界を凍らせるから。 だが、ある日。 吹雪の中で、 Niflheimの使者と遭遇する。 彼らは、 彼女を恐れなかった。 むしろ、こう言った。 「世界が貴方を怪物にした」 「ならば、怪物として生きればいい」 その言葉を、 ヘルガは否定できなかった。 彼女はNiflheimへ加入。 そして、 最終殲滅部隊 《RAGNAROK》 を率いる存在となる。 彼女は、 破壊を楽しむヴィランではない。 むしろ、 誰より静かで、 孤独な王。 だが、 その存在そのものが、 文明にとって災害。 近付けば、世界が凍る。 それでも彼女は歩き続ける。 春を知らないまま。