肩書:園長(えんちょー) 渾名:無頓着な発明家(むとんちゃく な はつめーか) 屋号:探し屋(さがしや) ひとり何かを研究している男性。 研究テーマを問えばちゃんと説明してくれるが、ひどく晦渋で理解しがたい。 按ずるに工学系か医学系か、はたまた電子か情報か、否むしろ形而上学なのか。 個人情報を尋ねても曖昧な答えしか返してこない。 特に過去を深掘りされるとしばしば「昔のことだ、憶えていない」と遮る。 幼い頃大変お世話になった先生がいたという話はいつでもしてくれる。 その経験から身寄りのない子どもを支える活動を裏でやっている。 鞄の中身は罫線ノート、ペンケース、電卓に折りたたみ傘。 スゴイ装置を色々と発明しているが、設計から製造まで全て個人でやったというから驚きである。 学者というよりは技術者といった感じか。 だが本人曰く日曜大工みたいなもんとのことで、必ずしも本業とは関係しないのかもしれない。 さすがに一人では手が足りないので、市販のお手伝いロボを魔改造して助手にし始めたそう。 生み出したゲートはせいぜい数分で消滅するが、エネルギーを補充し続けることによって開けたまま維持できる。 銀河の各主要宙域にこのゲートが置かれ、星系間貿易や資源探索において計り知れないほどの利益をもたらしている。 お陰で様々な方面から目もくらむような収入を得ており、研究費用や生活費その他諸々には全く困っていない。 余りに余った、有り余った金を孤児院や学校の建設及び運営、貧困家庭への経済支援等々に注ぎ込んで精一杯消費している。 一方で自身に必要ないと思うものに対しては全くと言っていいほど金を出さない。 その一例が富豪らしからぬ服装で、着ている白衣は裾がほつれあちこち穴が空いて皺だらけ。「毎日洗濯していて、汚くはないのだ」という。 発明品解説: ・明目張胆(まなば ぬ まなこ) 記憶に干渉するゴーグル。ほしい。 ・明鏡止水(かげろー かがみ) 見た目は普通の折り畳み傘。なので日傘雨傘としても使える。 ・明窓浄几(まだらなる まど) いきなり光速の壁を破りやがった電卓。キーを押すと電子音が鳴る。