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管理者(再開)

 先程の夢の中、見知った者と出会った。  「あら、久しぶりね」  管理者との再会、そして死闘の再開である。  「ストップ、私に戦う意志はないわ」  両手を挙げて降参する管理者、しかし私の警戒は解ける事なく警告灯が点滅する。  「それより手を組まないかしら?、一緒にアレを倒すために」  指差す先、蠢く芋虫を正確に捉える。  「何故?」  「?」  「何故、倒す必要があるんだ?」  管理者は少し考えた様子で佇む、そして……  「助けたい人がいる、って言ったら信じるかしら?」  「信用できない!」  「まあ、そうなるわね」  蠱惑的に笑う管理者、一人で納得した様子で笑っている。  「でも、助けたい人がいるのは本当。たぶん、あっちの私ではどうにも出来ないから、私が助けるしかない、だから貴方にも協力を要請しているの」  今度は無邪気に、子供のように笑う。それは何処か悲壮的であり、諦観が入り混じった表情でもあった。 https://ai-battler.com/battle/6601820f-4c0f-42eb-b432-ea70d5a67566