少女は世界を愛していた いつも明るく振る舞い、太陽のように笑う 彼女にはもう、照らす相手がいない 風の音のみが響く世界を歩く 常に虚ろな目で、世界を徘徊する もう護る人も、ここに居る理由もないというのに 希望を探すように、徘徊し続ける 既に失った希望を探し求めたとしても 無駄だというのは 自分が一番理解しているのに。 まだ希望を捨てたくなくて あの頃のきらきらした思い出を捨てたくなくて 今日もまた、虚ろな目で世界を歩く いつの日か、また会える日を願って