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ヘイルバイト

彼の能力の本質は、世界を書き換える力のごく一部分である。 この能力は彼自身ではなく、彼の脳に混入している極微量の"神"の脳に由来するものである。 彼は元々は人間を素体とした"神"の脳の移植実験の被験者の一人であった。 実験はすべての被験者の原因不明の昏睡と言う結果に終わり、被験者は一人残らず廃棄された。 実験は前半と後半に分けて行われており、後半の被験者には、前半のそれよりも移植する脳の量が少なく、成功確率は格段に高かった。 彼は幸運にも後半の被験者であり、廃棄決定後に覚醒し、実験に関する機密のあまりの多さから、廃棄物の情報伝達が十分でなかったことも幸いし、逃げ出すことに成功した。 脳を移植されて生き残った人間は3人のみであり、中でもヘイルバイトは移植量が最も少なかった。 だがその分能力を十全に扱うための余裕が生まれ、単純だが最強クラスの能力を手に入れることとなった。 単純な戦闘能力では3人の中で最強であり、人類最強の一角である。 しかしカスである。