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スシポリス

↓プロフィールという名の小説↓ スシポリスの創設者にして初代リーダー、その名も味川健吾。彼は語る。『寿司を守る事は世界を護ることである』と。 「この前もね、怪獣が攻めてきたんですよ。マグロが好物らしくて。それで、マグロ寿司を食べさせてやったら『美味い美味い』って。怪獣のくせに良い笑顔でした。こっちも嬉しくてね。でも、怪獣は危険ですからね。『次は君の番だよ』と言って、その怪獣を三枚におろしたんです」 怪獣は再生能力を持っていたが、酢で〆ると大人しくなり、寿司にしてみると絶品だった。その後、意外な展開が起きた。 「当時ニューヨークに店を構えてたんですけどね。『米軍でも倒せなかった怪獣を倒してくれた』と、大統領や市長から表彰されたんです」 しかし、新たな脅威は続いた。スシヴィランだ。 「スシ職人を騙って、夜な夜なニューヨークに現れるんです。アメリカン☆マンゴーパパイヤ寿司とか、腐りかけの川魚&麻薬たっぷり寿司とか、とてもニセ寿司ばかり売ってね。でも、みんな騙された」 食中毒により、ニューヨーク市警は壊滅。もはやニューヨークを護れるのは、自分しかいない。その想いから、味川はとある人物に助言を乞う。伝説の魔法魚『王トロ』だ。王トロは言った。 「たとえ歴戦の寿司職人であっても、一人では戦えない。仲間を集めなさい。具体的には5901人くらい」 味川はその助言に従い、5900人の仲間を集めた。そして『スシポリス』を結成、無事にスシヴィランを倒した。 「ここ蛇口だよー、ってね、教えてあげたんです。そしたら熱いお茶が出てくるでしょ。それでヤツは自滅しました」 手応えを感じた味川は、この活動を全世界に広めるつもりだという。 「最終目標は世界の救済です。スシが人類を導く」 「まずはやっぱり、カリフォルニアロールを撃滅するところからですね」 スシポリスのメンバー数は、現在5900人。目標とする5901人には、まだ一人足りない。果たして味川は、最後のメンバーを見つけられるのだろうか。そして、世界救済は可能なのだろうか。彼の冒険はまだまだ続く。