地球ではないどこかの異世界にて・・・・・・・・・ ここでは様々な能力を持った人々が集う場所。甘味を愛する少女、歴史上の覇王、巨大ビルを召喚する者などその能力の特徴は多岐にわたる。 そんな世界ではあるが、光があれば影もある。能力者がいればただの一般人である無能力者もいる。 その無能力者の一人、「火野タケル」は近くの魔法能力高校の生徒だった。彼は無能力者から「能力者」へと志す者であった。そう、この世界では「無能力者」から「能力者」へと変わることもできる。 彼はそんな能力者に憧れを抱いていたがその道程は困難を極めていた。自分の無力さにため息を漏らす毎日であった。 しかし、ある日 「なっ、何だよ、お前ぇ!!」 タケルは腰を抜かした。目の前に燃えるように紅い龍がいたのだ。タケルは逃げた。『このままでは自分の命が危ない』そう感じ必死になって逃げた。しかし先を越され回り込まれた。タケルは死を覚悟した ――――――――のだか。 「あ、あれ?」 龍が自分に襲いかかってこないのだ。まるで長年自分の身の丈に合った者を探していたかのように真っすぐこちらを見ていた。 「もしかして、俺を探していた?」 龍が頷く 「でも何で俺を・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・そうだ!! 明日、師匠に聞いてみよう!! 明日もここで待っていてくれない?」 龍が再び頷く そして翌日、タケルは龍を連れて師匠のもとへ訪ねた。師匠の名は【風木ツムジ】。彼もまたタケルと同じ「能力者」を夢見て修行を積んだ者だった。 ツムジ「うーん、この子がタケル君を探していたの?」 タケル「そうなんです。何か分かりますか?」 ツムジ「実は僕も龍使い何だけどこのケースは初めてだね。」 タケル「えっ!?どういうことですか?」 龍使いになるには条件があった。龍に認められる存在になること。しかしタケルの例はむしろ逆、既に龍が認めたのだ。一体なぜ無能力者のタケルが既に龍に認められた存在になっていたのか? 次回作→https://ai-battler.com/battle/033a1ee4-374a-4af6-a22b-fe4d3f70dcfa (プロフィールに書いてあります) ――――――――――――――― 名前の由来は仮面ライダーオーズの主人公「火野映司」+仮面ライダーゴーストの主人公「天空寺タケル」から