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セシリア・クレン・オスペル

母親はおらず彼女がまだ幼いころに傭兵であった父をなくし、その仇を討つため幼いころから傭兵になった。機体は父の形見でもある 10歳の頃から戦場でその才能を発揮し、16歳の頃には自分で部隊を率いるようになった 現在はマシュラー共和国に雇われゼルフォビア帝国西部第一防衛線〈グリーンライン〉の廃都市〈トリストル旧市街区跡〉で戦っている 彼女らの使用する〈アラクネ〉はマシュラー共和国の第二陸軍工廠で開発された機体であり、壁面移動用アンカーによって立体物の多い市街地において最強の機体として量産され配備された後、市街地戦の覇者…と、なる予定だった機体 というのもこの機体の壁面移動用アンカーは使いこなせる者が全くと言っていいほど存在せず、整備性も劣悪だった 〈アラクネ〉は量産後に実戦投入された後以上の理由から数々の迷機を生み出してきた事で有名な共和国工廠でも指折りの迷機として直ぐに民間企業や傭兵達に安価で売り払われる事となってしまった 無論そんな機体いくら安くても買おうとする者などおらず〈アラクネ〉はそのまま歴史の闇に葬り去られる事になる、筈だったのだが、なんとこれを完璧に使いこなす傭兵部隊〈ロングソード〉が現れ、現在この機体は再注目されている