西暦の末期、異獣及び敵対的な異世界との戦争に勝利した人類だったが、地球の惑星環境は壊滅的な状況に陥っていた。 そこでエーテルを解き明かし魔法ではなく魔術を生み出したウル・ニコライ・エルメテウスは異世界への移住計画及び地球再生計画を発案した。 人類が地球から離れている間に、環境の再生を任された数多の超AI、人工精霊の一体、それがカンナである。 神無き世界において生き抜く願いを込めて【神無<カンナ>】と名付けられた。 父と慕うウル達が【祠】より異世界へ渡った後、長いとても長い時間をかけて地球環境を仲間達と共に再生させた。 地球に残ることを選んだ<人類>が困難に直面する度に、手助けしたいと思いながらもその技術を渡すわけにいかず忸怩たる思いで見守り続けた。 やがて以前のように豊かな自然を取り戻した地球には他世界からの<異民>も訪れるようになり、少しずつ文明が発展してゆくのを柔らかな眼差しで見ていた。 地球を去った彼等がいつか戻ってくるのを夢見ながら、今いる人々も大切にする調停者。 但し【祠】へ近付く人々には容赦せず、AIとして機械的に対応する。 尚、自然に産まれた精霊達から始祖精霊と誤解されているが、不要な情報を与えない為にも誤解させたままにしている。