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弦来弥生《つるぎやよい》

誕生日 3/27 江戸の世に生まれる 結納の前日に夫が何者かに殺害される あまつさえ夫殺しの犯人に仕立て上げられ、処刑の命を言い渡される 処刑の寸前、人生に絶望し死を受けいれた彼女の前に、舞い散る桜の中から、【三界刀『零れ桜』】がどこからともなく現れた その刀を握った瞬間、彼女はこの刀に選ばれたのだと確信する。 彼女は即座に、処刑場にいた周囲の役人十数人をまるで意にも介さず撫切りにし姿を消した。 処刑場の遺体の後始末を任された役人は後にこう書き残している。 「異様な光景だった。 誰1人として、間違いなく生きてはいないだろうという程の致命傷を受けていた。だがどの遺体にも傷跡が1つだけしか無かった。つまりこの犯人は、”十数人全員をたった一太刀で葬ったのだ”。 だがそれ以上に不気味なのは、こんなにも凄惨な現場にも関わらず、”一切の血痕が無かったこと”だ。 辺り一面には白い花びらのようなものが散っているだけだった。この周囲に、そのような植物は存在しない。ここには、明らかに人智を超えた何かが存在していた。」