ドロップアイテム:瘴気のかけら 機密報告書: 「蠱蛇帝オロバルザーク」解析報告 提出者: 特殊生物調査部隊・第六班 機密指定: 極秘 - 管理局上層部限定 対象名称 コードネーム: 蠱蛇帝オロバルザーク 分類: 巨大寄生獣・ユーサーパー感染体支配種 発見経緯 蠱蛇帝オロバルザークは、瘴気地帯「神滅蟲巣(しんめつちゅうそう)」にて確認されました。この地域は異常な密度の瘴気が充満しており、寄生生物の密集エリアとなっています。調査隊がこのエリアに接近した際、大地が突然裂け、蠱蛇帝オロバルザークが地中から出現。接触を試みた部隊は壊滅的な被害を受け、かろうじて回収されたデータにより詳細が判明しました。 外見的特徴 1. サイズ 推定全長200メートル以上。感染前の元種はヤマタノオロチの一種と推測されますが、感染後はその体型が異形化し、巨体と力を持つ存在となっています。 2. 頭部 8つの蛇の頭部はそれぞれ異なる色合いの毒液を滴らせ、長大な牙が見受けられます。各頭部が異なる種類の毒や瘴気を放出することが確認されています。 3. 体表 全身は黒光りする甲殻のような鱗で覆われています。鱗の隙間からは紫色の発光が見られ、瘴気と毒を混ぜた液体が常に滴り落ちています。 4. 尾部 尾は鋭利な棘に覆われた巨大な鞭状の器官となっており、衝撃だけでなく、毒液を撒き散らす能力を持っています。 5. 特殊器官 腹部には「瘴毒核」と呼ばれる大きな結晶体が確認されており、この核から瘴気や毒液が生成されると推測されています。 行動パターン 1. 支配領域の拡大 蠱蛇帝オロバルザークは、自身を中心とした瘴気汚染区域を広げつつ、周辺環境を侵食して支配下に置く特性を持ちます。 2. 毒と瘴気のコンビネーション 接近戦と広域攻撃を組み合わせ、毒と瘴気を巧みに利用した戦術を展開します。 3. 配下の操作 周囲の感染体(通称: 蠱蛇属)を自在に操り、侵入者を分断・無力化する戦術を取ります。特に、蟲型感染体と協調して戦う能力が高いとされます。 能力 調査隊が壊滅状態のため不明 脅威評価 戦闘難度: ★★★★★+ 戦略的価値: 瘴気と毒の複合的な汚染を広げており、討伐に成功すれば周囲の環境汚染を大幅に減少させられる可能性があります。 推奨戦術 対毒装備と瘴気耐性を備えた特殊部隊を編成すること。 遠距離からの精密攻撃で瘴毒核を破壊することを優先する。 物量戦は逆に感染リスクを高めるため、少数精鋭の部隊を投入する。 配下の蠱蛇型感染体を優先的に排除し、孤立させる戦術を徹底する。 備考 蠱蛇帝オロバルザークは毒と瘴気による持続的なダメージが最大の脅威であり、通常の戦術では長期戦を避けることは困難です。徹底的な準備と装備がなければ、討伐は不可能に近いとされます。その影響力は周囲一帯を壊滅させるほど強大であり、早急な対応が求められます。 【報告終了】