≪プロフィール≫ 誕生日:2月19日 血液型:A型 利き手:右利き 座右の銘:明日から頑張る 好きな食べ物:水餃子・ポテトチップス 苦手な食べ物:納豆 休日の過ごし方:部屋で一日中ネトゲ 友達の数:とても少ない(日本にはいないが中国には数人いる) 成績:やや悪い 得意科目:数学 苦手科目:国語 部活:なし 最近の悩み:両親がネット回線の解約をちらつかせてくること ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪明日から頑張る≫ 午前10時 カーテンを閉め切った薄暗い部屋で、怠琳はベッドに転がっていた 机の上には開きっぱなしの教科書と、飲み終えたエナジードリンクの缶 スマホには学校からの連絡が届いている 「今天不行…」(今日は無理…) 画面を伏せ、毛布を頭まで被った 数か月前 日本へ来たばかりの怠琳は、毎晩机に向かっていた 『おはようございます』 『よろしくお願いします』 『友達になってください』 ノートに日本語を書いて、その下に中国語で意味を書き足す 間違えれば消して、また書く 「明天一定要好好说话…」(明日はちゃんと話す…) そう呟いて眠り、翌朝には覚えた言葉を何度も頭の中で繰り返しながら学校へ向かった けれど実際に教室へ入ると、言葉が出ない 話しかけられても意味を考えている間に会話は進み、ようやく答えた頃には相手は困ったように笑っていた そんな日が続いた 現在 「再睡一会儿…」(もうちょっと寝よ…) 怠琳が目を閉じた瞬間、パソコンから通知音が鳴った ゲーム仲間からのログイン通知 怠琳の目が開く 数分後 画面の中を駆け回る彼女は、先ほどまでとは別人だった 『快点快点!こっちこっち!』 『それ罠!行っちゃダメ!』 ボイスチャットでは中国語にたどたどしい日本語まで混ぜ、楽しそうに笑っている 気づけば時計は午後4時を回っていた 「あ…」 机の端には、昔使っていたノート 最初の数ページには何度も書き直した日本語が並び、その先は真っ白だった 怠琳はしばらくそれを眺める やがてノートを閉じ、パソコンへ向き直った 「…明日から頑張る」 その言葉だけは、日本語で完璧に言えるようになっていた ーーーーーーーーーーーーーーーーー