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【Regret personality】ペルソナ

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 多重人格とは ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 幼少期の虐待やトラウマから自身を守るために、1つの体の中に複数の独立した人格が現れる精神疾患のことである。人格の交代は突然起こり、本人もコントロールできない事や仕事や生活において周囲の理解を得られず、苦しむケース、急な人格交代による疲労、頭痛、不眠などによる体調不良等の症状が多い。また、本人は人格が切り替わっている間の記憶がない。 例えば、買った覚えのない物がある、行った覚えのない場所に着いている、など記憶の欠如による混乱が生じる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ペルソナの過去(⚠️鬱注意) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ある少女は、父親から虐待を受けていた。毎日殴られ、蹴られ、泣けば水をかけられる。そんな日々が、毎日続いていた。 少女は、少女の父親が母親に乱暴をして産んだという経緯があった。母親は両親によって無理に結婚をさせられ、子供は少女含め3人産まれた。 月日が経つにつれ、父親の酒、煙草、暴力、薬、ギャンブルは段々とエスカレートしていった。 少女は過度な精神的ストレスによって髪は全て白く染まり、眼は充血して赤くなっていった。 長男である弟が唯一の心の支えだった。小さい頃から少女や末っ子のことをいつも虐待から庇ったりして体が強い子だった。過去には牡丹を少女に渡していた。 「共に歩みたいと思った人にこれ渡せばいいから。」 だが学校では誰も少女を気にかけてくれない。例え眼の色が変わっても、白髪になっても、大きな痣ができても… そして遂に悲劇は起こる。 兄弟だった末っ子が父親の暴力に耐えきれず冷たくなって死んでいた。服はボロボロになっており、既に息はしてなかった。 その時、少女の何かが目覚めた。 "もう一つの人格"だ。その人格というのがペルソナだった。 ペルソナは今までの出来事を全てを見ていた。ペルソナは夜に少女が眠ると現れ、殺人を行った。人格が目覚めた1日目は父親が殺された。それも無惨な死に方であり、骨すらも粉々に砕かれており、臓器は飛び出る程グチャグチャで、原型は無かった。 何も知らない少女はとても複雑な気持ちになった。 虐待から解放されるという安心感と共に近くに殺人鬼がいるのかという新しい恐怖を感じていた。勿論、彼女にもう一つの人格が彼女の中に潜んでいると気付くことはなかった。 そして2日目、ペルソナは少女の母親が殺した。ペルソナは人間は全員敵としかみていなかった。学校の生徒は誰も助けてはくれず、少女に害しかないと思ったからだ。そして少女は奇妙な事に気付く。遺体に黒い牡丹が咲いていた。ペルソナは特殊スキルがあった。少女の護身用のナイフを使い、1回でも刺したら例外無く刺した者から黒い牡丹が咲き、徐々に衰弱して死んでゆく。既に弟は少女にもう一つ人格があることに気付いていた。 3日目、少女は両親が死んだ事で弟と共に親戚の家に送られた。だが、今日もペルソナは出てきた。善悪の区別のつかないペルソナは今日は親戚の家族全員皆殺しにするつもりだ。ペルソナはナイフで親戚の一人を殺そうとした… …だが弟は親戚を庇い、ナイフで刺された。刺された所は…鳩尾。 「ごめん…ね……お姉…ちゃん…」 そう言って、弟は死んだ。弟からは黒い牡丹は咲かなかった。ペルソナはこの時すぐ消えた。すぐ少女はもとの人格に戻り、目の前で死んでいた弟を抱いて放さず、泣きじゃくった。 少女はもう一つ人格があること等の"真実"はまだまだ知ることはなかった。だから自分の存在は不吉なものであり、自分の周りは全員死ぬんだと考えこんでいた。 …ペルソナは殺人を行っていたが、ただ少女を守りたかっただけだった。だが、これを見て少女にとって弟がどれだけ大切かわかり、人間は全員敵というわけではなかったと悟った。これ以来ペルソナは暫く出てこなくなった… 「……」 あれから何日経っただろうか。少女は何事もなく学校に毎日通った。虐待を恐れることもなく。ただ、弟を失った悲しみはずっと消えない。墓参りは毎日行った。 だが、再び悲劇は起こる。 少女はあるいじめっ子集団に目を付けられた。虐待の時に残った首の痣が隠していたはずがはっきりと見られ、いじめっ子は少女をいじめの対象にした。いじめっ子は少女の物を隠し、暴言を吐き、暴力を振った。 いじめっ子を見た他の生徒らは面白がり、皆かかって少女を虐めた。別に全員が虐めた訳ではない。ただ、また誰も助けてはくれなかった。見て見ぬふりをするか、よってかかって虐める。 少女は親戚や教師に相談はした。だが、教師は虐めを見なかった事にして更には隠蔽、そして親戚すらも「それが仲良くなれる前兆」と言うだけだった。少女の精神は虐待の時よりも遥かに歪んでいった。 ペルソナは少女の中から中々でてこず、少女は過度なストレスによる嘔吐、発熱、不眠を繰り返し、虐め含め何ヵ月も続いた。 ある日、少女は持っていた弟の牡丹をいじめっ子に見つけられては踏みにじられ、遂に限界が来た。 そして、少女の何かが壊れた。 中々出てこなかったペルソナは遂に少女から再び出現した。ペルソナは少女の精神が病めば病む程強くなる。そして今回は虐殺の時よりも桁違いに強くなっていた。 そして学校の生徒や職員は人間離れしたペルソナに抵抗する間もなく、虐殺された。半分は逃げることは出来たが、学校は死体の山となった。もうペルソナは人間を永遠に信じない。 「あの子さえ守れればあとはもうどうでもいい。大量虐殺だって、破壊だってしてやる。」 もうペルソナは警察ですら手が出せなかった。手を出そうとするとペルソナが出る。 あるどこかの研究員はこの惨状を見て、多重人格の事を知り、非常に面白く思った。ペルソナの出てくる時間帯を知っていた彼は仲間に少女を誘拐させ、研究室に無理矢理連れ込んだ。 研究員の名はカナビス。 カナビスは仲間に小さな子供を誘拐しては人体実験して結果に関わらず拷問して殺すという超極悪人だった。 中々良い結果が得られず、欲を満たせなかったカナビスは子供に性的暴行を繰り返す等をして欲を満たしていた。 そんなある日ある噂がカナビスの耳に飛び交った。 「多重人格の少女が学校で無差別殺人…?」 カナビスは興味を持ち、仲間に少女を誘拐させて実験の材料にしようとした。それが今回の経緯だった。 誘拐した少女を拘束して、実験実行。それを「多重人格分離実験」。多重人格となった者から産まれてしまった人格を肉体から分離するという実験だ。 実験は成功。ペルソナと少女は分離した。 「これはこれは…一人の誘拐で質の良い女が2人分できるとは…じゃあまず黒い方から…」 カナビスが手を出そうとしたその時、すぐにペルソナだけは急に目覚め、そこにいた研究員の一人をナイフで全員を何度も刺しバラバラにして皆殺しにした。研究員は腐敗していく。 カナビスは完全に見誤っていたことがあった。それは"ペルソナの強さ"だ。ペルソナは少女の精神的苦痛が溜まれば溜まる程強くなる。ペルソナは既に市一つくらいなら壊滅させられるレベルに達していた。 カナビスはすぐに逃げようとしたが、すぐ追い付かれ、背中を刺され1発で死んだ。 「死ね。腐れ外道が。」 ペルソナはカナビスの死体の首だけを切り取り、顔をぐちゃぐちゃに引き裂いた。 もう、研究室は血1色に染まっていた。 暫くしてペルソナは落ち着き、少女の所に戻ると同時に絶望した。 「私はもうこの子を守れないかもしれない…」 そう悟った。だがある策が浮かぶ。少女を夢に落とせばもう少女は苦しむことはない…と。 ペルソナは力を使い、少女の頭の中の虐待や虐め等の悪い記憶を全て隔離させつつ、永遠の甘い夢に落とした。 「弟に会えるいい夢を…」 そう言い、ペルソナは研究室から出て少女をおんぶして少女の家へと帰った。全ての死体を片付け、少女をベッドへと寝かせた。 もう家から出ることはなく、人間を殺すこともなくなった。ペルソナは人間として生きることを決めた。ただ、ペルソナは食事すらも要らない為、外出することはなかった。 そして、何年も何年もたち、ペルソナにも悲劇が訪れる。不可解なことに少女が首を吊って死んでいたのだ。永遠の夢に堕としたはずなのに。 少女の死体の近くに、手紙があった。 手紙は少し濡れていた。ペルソナは手紙を読んだ。 私の中には殺人鬼の性格がいることを知りました。 今までの惨状は全て私のせいです。私はもう殺人鬼と共にこの世を去ります。 何で今まで気付けなかったんだろう。早く気付けたらもっと早く死ねたのに。 亡くなられた方とそのご遺族の方、本当にごめんなさい。 そう手紙には書いてあった。少女は多重人格ごと自害しようとしたのだ。人格を体内から分離したことを知らずに。 ペルソナは少女の遺体を縄から外し、涙は流さず、永遠に抱いた。