リリカとタケルが生きていた時代から数千年⋯ 人類や亜人達は未だ繁栄を築いていた。 2人の血を受け継ぐ安居院家の子孫達もまた繁栄を続けていた。 しかし、宇宙からの侵略者が突如として襲って来た。 圧倒的戦力差で征圧されるのも時間の問題だった。 状況を打開すべく、子孫の一人が安居院家のデータベースに潜り込み、リリカとタケルの資料を発見する。 リリカを未来の技術で再構築した。 それは自分たちの繁栄の礎となり、時には『アダム』と『イヴ』とさえ呼ばれて慕われる程の存在。 それを現代に復活させるのは忌避されていた。 だが、他に手段を選ぶ余裕も、時間も残されていない。 新たな装備を1から作る暇も無かったため 目覚めて早々に、リリカは生前に親交のあった友人の一人『ルビィ・コーラルハート』の宝石騎士としての力を記憶中から呼び起こそうとした。 「あの人と一緒に生きてきたこの世界を守りたいの……お願いルビィちゃん、私に力を貸して!」 その時、胸の中に宿る魔導動力炉がオーバーロードし、桃色の眩い光を放つ。 紅水晶がはめ込まれた機械の鎧を装着した、宝石騎士に覚醒めたのだ。 即興かつ疑似的な再現だった為か、ローズクォーツの形状は、産出されたばかりの塊状ではあるものの、戦う力を得るには十分だった。 「この宝石は⋯ローズクォーツ?ありがとう、ルビィちゃん」 溢れそうな涙を拭い、いつも通りロングヘアーをポニーテールに結び、侵略者の大群の前に立つ 「さぁ行きましょう⋯⋯リリカ・プライムローズの名の下に!」