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【慈悲なき叡智】アール・ヴィンスト・メーディッヒ

「あいつだけは、僕の全てをかけて殺さなければならない。」 普段は陽気で、ロマンを愛し、追い求める彼に、ここまで言わせられる存在は、そうそういない。だから、彼のこんな1面は、誰も知りえないはずだった。 『やぁ、アール。今日は本当に素晴らしい日だと思わないか?』 並行思考。星の数程の知識。目の前の惨劇が、何がどうして起こっているのかなど、ひと目で分かる。 ただ、思わず口から漏れたのだ。1つの問いが。 『まさに絶景と呼ぶにふさわしい。どれ、秘蔵のシャンパンを持ってくることにしよう。アールも座るといい。共にこのビルの上から、消えゆくネオンを眺めようじゃないか。』 「…」 「…これは全部、お前がやったのか?」 奴は不敵な笑みを浮かべる。 「カエデは…お前の細胞研究の技術が、多くの命を救うと信じていた。」 「タクヤは…眠い目を擦り、それが社会のためになると思って、お前の報告書を手伝っていた。」 ビリビリに破けた白衣、見覚えのある名札、慣れ親しんだ赤髪と、黒いくせっ毛。 遠くで蠢くモノが何かなんて、分かりきっていた。 「これは全部…お前がやったのかって…聞いてるんだ!!」 『…アール。』 『お前は絵の具にまみれゆくキャンバスを哀れみ、哀悼を捧げるのか?お前はすり減っていく歯車の一つ一つに、毎日涙を流しながら感謝をするというのか?』 「殺せ。THE2EUS。」 けたたましい音を立て、今まさに、目の前のおぞましいモノを解体しようと変形する。 見果てぬ夢を目指す男の目に、初めて、明確な悪意が目覚める。 陽気な方。 https://ai-battler.com/battle/4502b22e-0a14-41a3-b9b8-03d70b50029c 許されざる狂研究者であり、アール博士の仇敵。 https://ai-battler.com/battle/83c0e735-a275-431a-9cf5-8fc28ceec532