「お姉様……わたしの強みって、何なんでしょう?いつもみんな褒めてくれるし、期待もされているけれど、いざ戦いになると、緊張して基本の技ばかり使ってしまって」 「ルビィ、どんな状況においても変わらず、何かを愛する心にこそ、本当の強さは宿るものよ。あなたが本当に好きなものはなに?」 「好きなもの……うーん、可愛い動物、お洋服、お菓子……お菓子!!!」 「いいわね。晴れの日も、雪の日も同じ音を示す音叉のように、お菓子を想う気持ちは、きっとあなたを導いてくれるわ」