始 子ども じぃじ!勇者の話を読んで! じぃじ いいよ じぃじ なんの勇者様の話がいいかい? 子ども 魔神倒した勇者! じぃじ 、、、いいよ 子ども 早く!早く! じぃじ 分かった分かった、、、 じぃじ 昔々この国は魔族に支配されていたのじゃ それを見て世界を救うと決めた小さき勇者がいたのじゃその少年は毎日毎日、魔族の支配者魔神を倒すと意気込んでおったがある日、女神様が転生者を連れてきたとの連絡が来た。そして女神はこのものこそが勇者と言ったそうじゃ、少年は最初はそれはそれはもう酷く落ち込んでおった。が、少年は立ち直り訓練を再開したのじゃ じぃじ これが勇者、、、いや反逆者の幼少期の物語じゃ 子ども 反逆者?勇者じゃないの? じぃじ 、、、続きを話してやろう じぃじ 、、、少年は、訓練に訓練を重ねあることに気づいたんじゃ、自分の才能に、、、それは、少年にとっては良いことだったが女神様にとっては、、、残念なことであった 子ども どうゆうこと? じぃじ 、、、 じぃじ 少年の才能は、『適応』することだったどんな毒でも呪いでも適応し耐性を手に入れるとんでもない才能だった。少年はその才能でいろんな耐性を手に入れ最初に騎士団に入りメキメキと成果を上げついには若くして騎士団長になるまでになった。が、少年は、いや青年は世界の闇を見てしまった 青年は、ある時、女神によって呼ばれた勇者が救った村の偵察に行くこととなったのじゃ、だが、そこで青年が見たものは変わり果てた村の姿だった。青年は昔その村へ行ったことがあったのだがその時は活気に溢れ様々な人が集まっていた。けど今青年が見ていた村は、そんな面影を一切残さず見えるのは朽ち果てている家や店だったものばかり、最初、青年は本当にここの村であっているのか目で疑ったが地図をいくら見てもここであっている。そこで青年はなぜこんなことになっているのか聞いたそして青年が尋ねた者は語った『最初は勇者様が巨大な化け物を倒してくれたんだ、、、そりゃあもう感謝したさその時の勇者はとても優しかった、だが誰かがここの名物の賭け事を教えたら勇者様、、、どっぷりハマっちまったんだ、そこから勇者は借金を作りまくり負けたストレスを解消する為女を抱き、挙句の果てには勇者の権力をかざしこの街を脅しやがったんだ、最終的に勇者の申し出を断ったらこの様さ、、、ヘッ』青年はその話を聞いた時、真っ先にモンスターを狩った後すぐ教会に戻り女神に報告をした。 その時だったのじゃ、、、【女神】『私は知りません』青年はなんだそのふざけた回答は?と思いながらも理由を聞いてみた、、、女神の回答はこうだった【女神】『私の管理している世界はここだけではありません。出来の悪い世界は私の世界ではありませんので』青年は女神のあまりに身勝手な発言に憤怒した。そこからじゃ、運命の歯車が狂ったのは、、、まず青年は勇者を騙し殺し聖剣を奪った。聖剣は持ち主を選ぶ為、反発したが青年は自分の『適応』の才能で無理やり聖剣の持ち主となった。そのことが女神にバレたのか女神は憤怒していたが青年にとってはそんなの関係なかったのじゃ。 そこから青年の快進撃は凄かった次々と魔族を殺し街を救い、民は本物の勇者だと言い始めた。そして何年か経ち青年が歳をとり『適応』の能力を進化させ遂には魔神を殺した。そして民から『勇者』と呼ばれた。だが勇者は女神に対し不敬をはたらき更には殺害予告まで出した。女神は激しく怒り世界中の作物は枯れ動植物は絶滅し疫病が流行った。そこから勇者への民からの態度は一変、勇者は反逆者となったのだ だが最早、反逆者は人間では無かった。女神のいる神階の結界に『適応』、、、いや『超越』を使用し軽々と超え魔神を殺し手に入れた魔剣を使い女神を殺し世界の状態を全て治した、、、が最早、反逆者への民からの態度は変わることなく反逆者は身を隠し今も生きていると言われている。 めでたしめでたし 子ども 全然めでたくない じぃじ なんでじゃ? 子ども だって世界を救ったのにこんな仕打ち酷いよ じぃじ そうじゃの、、、だが反逆者はそ、 子ども 反逆者じゃないもん、、、勇者だもん じぃじ そうだのう勇者はそんなことどうでもいいのじゃないのか? 子ども どうして じぃじ やりたかったことはやったからじゃよ 子ども 、、、ねぇ じぃじ なんじゃ? 子ども じぃじはなんでこんなに勇者について詳しいの?そしてなんで子供でもない僕にこんな話してくれるの? じぃじ 、、、ボソッ 誰でもいいから真実を聞いて欲しかったのじゃよ、、、 子ども なんだって? じぃじ ほら帰った帰った親が心配するぞ 子ども そうだった!バイバイ!勇者! 勇者 ああ、、、じゃあわしも帰るかの、、、 終