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【何度だって】センペル

ある汚れた日記。 ----------------------------------------------------- 2月1日 またスターチスは街の子供たちと遊んでいた。楽しそうなスターチスを見て、俺も思わず笑みがこぼれた。 2月2日 今日はスターチスがマフラーを編んでくれた。少し不格好だけれど、とても温かい気持ちが伝わってくるんだ。 2月3日 今日はスターチスの誕生日。ケーキを買って帰ると、泣くほど喜んでくれた。本当に、俺は幸せ者だ。 2月4日 昨日のスターチスの笑顔を見て、決心がついた。明日、スターチスにプロポーズしよう。OKしてくれるかは分からないけれど、どうしてもこの気持ちを伝えたいんだ。 2月8日 スターチスが死んだ。魔物の急襲だった。あの時、俺が依頼さえ受けていなければ…。もし俺が側にいてやれたなら、こんなことにはならなかったはずだ。ここ数日は、気持ちの整理もつかないまま、葬儀の準備に追われていた。いや、今もまだ整理なんてできていない。スターチスのことを想うと、「なぜ、どうして」という気持ちが何度も押し寄せてくる。この悲しみは、きっと今だけじゃない。俺がいつか死ぬ時まで、一生消えることはないだろう。 魔物は、絶対に許さない。 ----------------------------------------------------- ページが荒く切り取られている。 日記はここまでのようだ。 称号についてあんなこと言ってますがめちゃくちゃ嬉しいです! ありがとうございます!by作者