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【火の薬剤師】マーレット・フレウム

フレウム家は、火魔法で有名な一家である。 しかし、火を扱う性質上、事件を起こしてしまうこともあり、人々から煙たがられる事も多い。 だが、そんな中でも 適度に距離を保ち、程よく周囲の人たちに良くしているお陰で フレウム家は、周囲の人達から、信頼を勝ち得て、受け入れられている。 いや、受け入れられていた。 あの日までは…… そんなフレウム家に生まれた マーレット・フレウムは、幼い頃、よく一人で火の魔法で遊んでいた。 そんな幼いマーレットを見る度、親からは 「絶対に人前で火魔法を使ってはいけないよ」 と言われていた。 マーレットは心配する親に対して 「はーい!」 と元気な返事をしながら 「どんな火のパフォーマンスをしたら、あいつは喜ぶかな?」 と考えながら、火を弄くっていた。 そんなマーレットにも幼じみがいた。 名をサーミラという。 サーミラは公爵家の生まれで非常に 身分が高かったが 羊の世話が好きで、その関係でマーレットとよく羊の世話をしていた。 一部、位の低いマーレットと