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【終戦乙女】マサノ/自由奔放なワルキューレ

《CLASSIFIED》 個体識別名:マサノ(Masano) 身長:120cm 所属:チームⅣ“Dominator”参謀隊 状態:生存 【宿魂情報】 氏名:[削除済み] 出身:[削除済み] 概要: ────────────────── 《PROFILE》 ────────────────── 《STORY》   鼻歌混じりに数字を呟き歩く幼い少女へ、一人の女が声をかける。 「あ、マサノちゃん! 何か楽しい事でもあったの?」 「……8,9,7,9,3,2,3,8,4,6……うんっ! あのねあのね、今日も楽しかったんだよ!」  ブカブカの袖を大きく振って綺麗な廊下を進む。  すれ違った白い軍服の女が優しく声をかける。 「あら、マサノちゃん、おかえり」 「……0,6,7,9,8,2,1,4,8,0……ただいま~。ねぇねぇ、マサノの書いた日記見て~」  今日の出来事を思い返し幼い少女の翼が揺れる。  通りかかった女が負傷した顔で微笑む。 「おう、今日も元気だなマサノ!」 「……4,4,6,1,2,8,4,7,5,6……うんっ! マサノはいつも元気だよ。あ、待っててね、マサノが絆創膏を貼ってあげる~」  廊下を進む幼い少女へ、次から次へとワルキューレ──終戦乙女達が声をかける。純粋無垢な彼女は彼女達にとって、愛しく癒しのマスコット的存在であるのだ。  仲間達が人類と魔族の虐殺をしている事を知らないマサノ。そんな彼女がよりにもよって人類達と遊んでいる事を、チームⅣの仲間達は怪訝に思いながらも咎めたりはしない。  ある者は言う──マサノの可愛さに“リーダー”もメロメロなのだと。  またある者は言う──いやこれも“リーダー”の思惑なのだと。    真偽は不明。  だが、誰もチーム4のリーダーへ尋ねたりはしない。  あの偏屈で頑固で意見を曲げないワルキューレ。何を考えているのか、何を企んでいるのか、何もかもが不明。  他のチームのリーダーと一線を画す──あの“異端のワルキューレ”に、恐れず正面から堂々と話せる者は少ない。  そして、その一人こそ──── 「……戻ったか、マサノ」 「はーいっ! “ジンカ”そーちょー! マサノ戻りました~!」  気味の悪い無表情な顔に嵌め込んだ闇の様に黒い眼のジンカを前に、マサノは変わらずの天真爛漫さで答えた。