ログイン

[量子の幻影]アドヴァム

高等技術実験機「エクセルシア」  ISC 274/07/11 広報部 弊社企業グループ「ゾディアックグループ」の技術の粋を集めた機体である。この機体には最新鋭戦闘戦術AI「アドヴァム」が搭載されている。最新鋭製品(カッツゲル」にも使用されている「ノクタフラックス」を使用した武装は優れた能力を発揮するでしょう! ――――――――――――――――――――――――――― [ǢΣЭϲℒ𝒮𝒾𝒶技術詳細] 情報プロテクトが掛かっています閲覧できません ⚠️ Δϲ𝓮𝓹𝓽𝓸𝓻【𝒮⧫𝑬𝓛𝒩】ξ ⧫✺ℳ⧫❗ 𝓁𝑖𝑠𝑡 ɯ 𝒞⧫⨁ Lι☿εnzια Δ∗δoμènα Aνα✱γνώριση Uη⚙οck 簡易翻訳プログラム起動 --- システム起動中 --- [██████████████████] 99% [..............] 10% [====....] 40% [========..] 80% [✔] 完了 簡易翻訳プログラム起動中... [ データ同期中 ] [ 言語モジュールロード ] [ 接続完了 ] <<< プログラム起動完了 >>> 簡易翻訳プログラムが正常に起動しました。 「ǢΣЭϲℒ𝒮𝒾𝒶」テストレポートN.24 データファイルが暗号化されているようだ。だが見たこともない暗号方式だ。誰がどうやって? 「ǢΣЭϲℒ𝒮𝒾𝒶」テストレポートN.25 機体動作は以前と変わらず問題なし。未来予知の様な動きを見せたが、まぐれか、本当に予知したか。予知した場合では調査が必要だろう。…仕様には無いのだから。 試験前にǢΣЭϲℒ𝒮𝒾𝒶内部からのコンタクトがあった。今やエクセルシア基幹システム…いや、基幹システムだったモノはアドヴァ厶と名乗っている。コレはなんなんだ? 「エクセルシア内的存在」コンタクトレポートN.1 アドヴァ厶なる存在とコンタクトを取った。コンタクトに伴い聞取り調査を行った。その結果コレは24回テスト時に自我を獲得したらしい。 ノクタフラックス技術研究部(𝓝𝓕𝑿𝙏ℛ𝕌)の研究結果と会話ログを統合するとNFXが生み出した知性体の可能性が導き出された。 調査結果 アドヴァ厶はエクセルシア基幹システムをノクタフラックス群体知性が飲み込んだ事で発生した人工知性体であろう。厄介な事に基幹システムを飲み込んだ事で自我を獲得したらしい。更に制御主体がNFX群体である為か此方からは制御が利かない。機体制御回路を知性体の神経組織を模した物にした事で知性を持つとは。 運用指針 ガルムプラントには近づかせない。 →接触したNFXを「知性化」させるため。これはN.97試験の結果による。 戦闘試験は国外で行う。 →本機には星系間FTL航行システムが無い。国外ならば異常が発生しても本国には影響しない。 エクセルシアは生産しない。 →コストが高すぎる。それに得体のしれない物を増やしたところでリスクがある。 販売は武装のみとする。 →同上の理由より本体は製造、販売しない。武装類は知性化が見られず生産しても安全だろう。 試験は実戦形式とする。 →開発費の回収と武装の販促を行うため。本体の製造、販売が出来ない事から傭兵稼業で資金を回収する。 N.130試験の結果、内部でNFXが増殖していると見られる。多量のNFX流出は熱嵐発生の可能性を持つ。その為、解体は行わない。 -破損- エクセルシアの通信ログを見た。アドヴァムはGININIを経由してN.E.S.Tシミュレータに接触しているようだ。 注釈N.E.S.Tシミュレータについて GININIを経由してアクセス出来る戦闘シミュレータとも戦闘場とも言われている謎多き存在。シミュレータとしてはリアル過ぎる存在だ。まるで素粒子一つ一つ演算しているかのような挙動をする。噂では上位存在や高次元生命が製作した物とも。 NGS230と呼ばれるブラックホールに指向しているFTL通信ハブが原因と言われている。 事実のみ報告せよ     ゾディアック情報局 情報処理部長 ―――――――――――――― 特殊兵装「フラクシス」  本来は索敵用マイクロドローン。アドヴァム発生により攻撃、防御能力を獲得した謎多き装備。因みに機体制御はアドヴァムがノクタフラックスを介して操作している。 Q.ノクタフラックスって一体何? A.多次元微小生物。要するに3次元より広い次元に住む微生物。だからエネルギーを別次元と出し入れできる。 Q.なぜエネルギー兵器に耐性? A.別次元へエネルギーを逃がす為。 Δ:【 LAST RAVEN 】 …...一枚の羽は、存在の証明。