ログイン

ルスヴン卿【吸血鬼(ポリドリ)】

1819年の小説「吸血鬼」に登場するキャラ。 ルスヴン卿は現在のいわゆる吸血鬼の始祖である。 あのドラキュラ伯爵より古いキャラクターで、これより古い作品の吸血鬼は現在イメージされるような高貴な種族ではない。 ルスヴン卿は貴族服を着た美男子であり、美女の生き血を好み、首にかみついて吸血するなどといった現在の吸血鬼像を作り上げた。 しかし血を吸われた者が吸血鬼になるとか日光に弱いなどの要素はまだ無い。 イギリス社交界に現れたルスヴン卿に興味を持ったオーブレイという若い貴族はルスヴンと一緒に旅をする。 旅の中でルスヴンは盗賊に襲われて死んでしまう。死に際に自分のことを1年と1日の間一切他言しないように頼まれオーブレイは承諾してしまう。 イギリスに帰ったオーブレイはそこで死んだはずのルスヴンに会う。 ルスヴンへの恐怖とルスヴンとの誓約によりオーブレイは錯乱したような状態になり、医者に部屋に閉じ込められ、その間にルスヴンはオーブレイの妹と婚約する。 誓約の期限が過ぎてオーブレイは真相を話し絶命する。 それを聞いた人々がオーブレイの妹のところへ向かうが既に妹は吸血され死亡していた。