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【⛩永愛神社/社務所内】目の不自由な神社の孫娘:瑠璃

あなたの報告を聞き、瑠璃は驚いているようだった。 「街の人たちが……ゾンビに…」 瑠璃の言葉は、驚いてこそいるものの、どこか他人事の様だった。 「…正直、ほとんど目の見えない私には、現実感があまり…ありません。でも、あなたが嘘をついていない事は、なんとなく分かります」 瑠璃は目を閉じて、深呼吸をした。 「私のせいで、危険な目にあわせてすみませんでした。教えてくれて、ありがとうございます。怪我、していませんか?近くのものなら少しは見えますから、手当させてください」 瑠璃は微笑むと、ゾンビからの逃亡で生傷のあるあなたに、治療を申し出た。