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【脅威度判定】《特異観測官》レティシア・ヴェルノア

宵断機関に所属する特異観測官。 本来なら接触した時点で精神崩壊、あるいは記録消失に至る“規格外存在”の観測を主任務としている。 白髪と淡い灰青色の瞳を持つ女性。年齢不詳。感情をほとんど表に出さず、常に静かな口調でレポートを書き続けている。 しかし彼女の白髪は、生まれつきではない。 かつて彼女は、宵断機関による【禁檻】宵ヶ裂の第一次観測計画に参加した下級観測員だった。 そこで行われたのは、“封印の一部を借り受ける”という前代未聞の実験。 宵ヶ裂の第一封印―― 《全観測接続》。 それは“見ようとしたもの全てへ視界を繋ぐ封印”だった。 本来なら人間の脳では耐えられない。事実、実験参加者は次々と精神崩壊し、自我融解、失明、存在認識障害を発症した。 だが、レティシアだけは生還した。 代償として、金色だった髪は一夜で白化。以降、彼女は常に“誰かに見られている感覚”と共に生きることになる。 時折、記録していないはずの情報を知っている。存在しない観測記録を「見たことがある」と呟く。誰もいない方向へ、小さく会釈する。 宵断機関は 現在も結論を出せていない。 彼女が封印を “使いこなしている”のか。 あるいは―― まだ観測され続けている側なのかを。