お前達にも教えよう。野獣先輩の強さへの執着の理由を。 野獣先輩はある悪党に両親を56されたんだ。 そして三浦と言う男に助けられ一命を取り留めた。 それから野獣先輩は師匠の下で更なる強さと正しい道を極めようとした。 1人、2人、3人…野獣先輩の周りには仲間が出来た。 そこに再び奴がやって来た。仲間と共に闘った。野獣先輩には勝てる自信があったんだ。 ─────だが奴は強過ぎた。野獣先輩の仲間は次々と殺された。 三浦までも奴との戦いで命を落とした。 野獣先輩は再び立ち上がろうとしたが生き残った門下生に立ち上がる者は居なかった。 力無き者は強者に従うしか無かったのだ。野獣先輩は独りになった。 信頼していた連中に裏切られた野獣先輩の悲しみは計り知れない。 その時痛感したんだ。〝信頼など無価値〟だと。 それと同時に理解したのさ。〝強さこそ正義〟〝強さこそ絶対〟なのだと。 勝てば周りがついて来る。勝利すれば全てが手に入る。其処に感情など不要。 俺はそんな野獣先輩の途轍も無い強さへの渇望とその孤独心に惚れたんだ。 破壊神ベルモットより