私は、皆を守りたい。偽善だって言われても良いから。 誰かが泣くような世界なんて嫌だから。 だから、思念体...って言うのを作った。実体がない、幽霊みたいなもの。 私がいなくても、思念体なら私の意思を受け継いでくれる。 ... 皆から忘れられた世界は、いつしかその中のキャラクター丸ごと『削除』される。 だったら、誰かが忘れなければ良いの。私が覚えているから。だから消えない。 ...これで私も、人を救えているのかな?ねぇ、教えてよお父さん! ずうっと前に、お父さんは私を助けてくれた! 私も、人を助けてあげたいの!ねぇ、ちゃんとできている? ...あれ。そこの...ガラスの向こうの人?あなたはだあれ? あなたも忘れられたくないの?じゃあ、覚えてあげる! ────守護神からの天啓 光が "あなた" を見ている。