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【スタンド使い】谷津 澄恵

谷津澄恵。20歳。大学生兼パルクールプレイヤー。 明るく軽快、考えるより先に身体が動くタイプ。初対面でも距離が近く、一人称は「ウチ」。 だいたい笑っていて、失敗しても「ま、次いこ次!」で済ませる妙に切り替えの早い性格をしている。 趣味はもちろんパルクール。手すり、階段、塀、屋根、非常階段――普通の人にはただの街並みに見える場所も、澄恵にとっては全部が「遊べる地形」。 街を歩いていても「あそこからあそこ、飛べそうじゃない?」と突然ルートを考え始めるので、友人からはしょっちゅう「普通に歩け」と怒られている。 運動神経はかなり良く、特に空中での姿勢制御と着地が得意。高い場所にも物怖じせず、本人曰く、 「落ちること考えるより、どこに着地するか考えたほうが楽しくない?」 ……とのこと。 ただし無謀というわけではなく、危険な場所ほど事前確認はかなり真面目。ノリは軽いが、身体を使うことに関しては意外と几帳面である。 スタンド《オンリー・ウェイ・イズ・アップ》も、そんな澄恵の性格をそのまま形にしたような能力。 街中にジャンプ台を仕込み、普段なら届かない高さへ一気に跳び上がったり、壁に設置して横方向へ飛び出したりと、本人にとっては戦闘能力というより「街のルートを増やす道具」に近い。 そのため普段から割とどうでもいいことにも使う。 横断歩道を渡るのが面倒だから屋上へ跳ぶ。 電車に乗り遅れそうだから近道を作る。 コンビニへ行くだけなのに無駄に三階建てのビルを経由する。 「いや、こっちのほうが速いし?」 本人は至って真顔である。 一方で、友達が落ち込んでいるときだけは妙に面倒見がいい。 無理に励ましたり説教したりはせず、とりあえず外へ連れ出して、ジュースでも買って、高いところから景色を眺める。 「下ばっか見てても景色変わんないっしょ。ほら、上行こ。ウチが連れてったげる」 いつも軽くて、よく笑って、よく跳ぶ。 谷津澄恵にとって人生はたぶん、壁を避けるものじゃない。 壁があるなら、その上へ行けばいい。