GLACIER CORE 《グレイシャ・コア》 ― 極寒重装制圧軍 ― Niflheimに所属する、 “正面戦争特化” の重装制圧部隊。 ⸻ マグヌス 「……前線要塞の装甲が強化されている。」 サーシャ 「正面突破前提ね。」 イングヴァル 「問題ない。」 カティア 「問題はあります。 敵火力予測値、前回比137%です。」 ボリス 「随分歓迎されてるな。」 サーシャ 「面倒ね。」 イングヴァル 「砕けば済む。」 カティア 「毎回それで済ませようとするのやめてください。」 イングヴァル 「済んでいる。」 サーシャ 「否定できないのが腹立つわね。」 マグヌス 「カティア。」 カティア 「はい。」 マグヌス 「凍結障壁展開速度は。」 カティア 「通常より12秒短縮可能です。」 マグヌス 「十分だ。」 ボリス 「12秒で十分扱いか……」 サーシャ 「この部隊、 感覚がおかしいのよ。」 イングヴァル 「遅いよりいい。」 カティア 「比較対象が毎回極端なんです。」 ボリス 「まぁまぁ。」 サーシャ 「……で? 今回もSNOW HOWLが先走るの?」 マグヌス 「可能性は高い。」 カティア 「“可能性”で済みます?」 ボリス 「ほぼ確定だろうな。」 イングヴァル 「……騒がしい。」 サーシャ 「アンタも若干嫌そうなのね。」 イングヴァル 「隊列が乱れる。」 カティア 「分かります。」 ボリス 「だが突破速度は速い。」 マグヌス 「使えるなら問題ない。」 サーシャ 「割り切りが怖いのよ。」 マグヌス 「戦場だ。」 カティア 「……毎回思いますけど、 隊長達って感覚が戦争寄りすぎません?」 ボリス 「ここはそういう部隊だ。」 イングヴァル 「甘さは死ぬ。」 サーシャ 「だから生き残るために冷たくなる。」 カティア 「理屈では理解してます。」 ボリス 「理解と納得は違う。」 カティア 「……そうですね。」 短い沈黙。 遠くで、 重低音の警報が鳴る。 マグヌス 「出撃だ。」 イングヴァル 「了解。」 サーシャ 「はぁ…… また潰し合いね。」 カティア 「兵装最終確認完了。 いつでも行けます。」 ボリス 「さて。 氷河を動かすか。」 マグヌス 「……全隊前進。」 全員 「了解。」