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臆病で勇敢な天使

僕はただの天使だった、でも彼が自分に自我と力を与えてくれた。 最初は彼が何故そんなことをするのが分からなかったけど…きっとは彼見ていられなかったんだろうね、自我のないまま仕事をこなす天使たちが。 彼は気さくで、策士で、賢かった。でもそこに優しさが溢れてて、自分の臆病さも認めてくれた。 彼は他の天使たちにも力を与えてくれていたけどそのせいで…………天界から…………あぁ何故。彼は去ってしまった、何故、何故… 彼は僕に名前をくれた、嬉しかった。 彼と会ってから毎日が楽しみだった。 彼が天界から去ったと聞いて悲しかった。 彼はこんなことになる様な人物じゃない、天界が間違っている、怒りが込み上げてきた。 全部燃えてしまった。 この醜い感情は石のように硬い所に隠さなければならない。 自分の使う所を間違ってしまった勇敢さもだ。 無表情で笑わず、怒らず、そして…泣かずに、無表情のままの殻を。