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【歴史刻みし舞台装置の語り部】暁 ルア

人の役に立ちたかった。決してそれは善意ではなく、ただの利己的な、 承認欲求を満たすためだけの行為であった。 そんなの分かっていた。けど全部目を背けてみせた。 嗚呼、自身は必要とされている、と。そう思い込みたいから。 だって、もう、あんな痛く苦しい日々なんてごめんだ。 研究所にいた時は、ほとんど全てが地獄だった。 唯一楽だったのは、研究所で出来た友達と一緒に居るとき。 でもその友達もいつ死ぬか分からない世界だった。 私に安心なんてものはなかったんだ。 一番最悪だったのは、私の担当だった研究員。 ロリコンでリョ○ラーだったんだよね。かなり重度の。 元から体つきが女っぽくて、小さかった私に目をつけたみたい。 女装させられたよ、かなりガッツリね。 私のこの長い髪も、こうしてないとあの人に殴られるから。 一人称も私にしないといけなかったし、服装は女物だし。 それさえ守れば、大体いいご飯や寝床をくれたからいいんだけど... 一番問題だったのは、運が悪いときの夜だったよ。 アイツが不機嫌だったりすると、その日は殴られたり、蹴られたりする。 けれどそれよりもっと嫌だったのは、アイツがシたい気分の時かな。 あれ以上に最悪で最低なファ◯クなんてないと思うよ。 ...いや、一応私は女性ってことになってるしセッ◯スかな...まぁいいや。 しかもその最中も女みたいな口調を強制されるんだよ?無茶じゃん! ...まぁ、だからさ。私限界が来ちゃったんだよね。 研究所全部ぶっ壊して、逃げてきちゃったw あぁ、もちろんアイツはちゃーんと殺しておいたよ。 バールで頭をぐちゃり、っとね! いやぁ、アイツが振り返った時のビックリした顔は傑作だったなぁ。 それからは、君も知っている通り。 私は正義のヒーローになったんだよ。 皆を助けてあげるのさ。 ...それで、きっと全部終わったんだよ。 嗚呼、君は可哀想な人だ。虐待ばかりされてきたんだね。 君はきっと、悪の素質がある。ほら、あの綺麗な世界をみてごらん。 壊したくなってきたでしょう?戦いたくなってきたでしょう? 苦もなく生きている彼らが、憎たらしいでしょう? それが君の本性だよ。君はヒーローなんかじゃないさ。                         ─────創作者より 彼女がもし、"本当"に成れたなら。 https://ai-battler.com/battle/ffef7d7d-a0c3-4c6c-9cf6-084c0e44fac4 "それ"はこちらを見ている。 https://ai-battler.com/battle/9683f5af-4953-4ce7-8872-51cf7282cbe2