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【漆黒の鎧蟲】爆弾護DD

これはダンゴムシです。 爆弾護は私が1人で制作したオリキャラではなく、ノリと勢いだけで誕生した意味不明な合作ネタキャラです。 どうでもいいけど「鎧蟲」の部分はガイムだとちょっとアレなので「がいちゅう」と読んでもらっても構いません。 イメージ的には「ゴツゴツしてクソ硬い黒くてデカいダイオウグソクムシ」って感じだな。わかりやすいね! 爆弾護とは、爆発が絶えない黒煙に覆われた惑星に生息する、地球上の生物で言うところのいわゆるダンゴムシの様な姿をした謎の生命体。皮膚が鎧の様に分厚く重い為歩行速度は遅いが、体を丸めて防御態勢に入ると、金剛石を超える強度で外部からの衝撃を全て弾き返す。激しい衝撃を受ける程皮膚が硬くなり、強度が上昇し続け、受けた衝撃をエネルギーに変換して体内に溜め込む。そして限界に達した時、標的目掛けてとんでもない勢いで転がり激突。体内に溜め込んだエネルギーを解き放ち、全てを滅ぼす大爆発を起こす。当然、自分も木端微塵になる。 だが…この爆弾護、どう見ても普通じゃない。転がる速度が尋常じゃないのだ。 我々はこの個体に名前をつけた。 「DD」 奴は非常に臆病だ。元々臆病で攻撃もせずすぐに防御態勢をとる爆弾護だが、奴はその中でも特に臆病で異常な程に怯えていた。 我々は爆弾護の生態や内に秘めたエネルギーを研究する為、特異な存在であるDDを保護する事にした。 爆弾護は我々が近づくだけで怯えて体を丸めて動かなくなる為、捕獲は容易な事だと思っていた。 しかし、とにかく重かった。最大限の力を込めて持ち上げようとしても、ビクともしない。あまりにも重い。DDの生息地付近に急遽作った我々の拠点に連れて行くだけでも、ここまで困難な事だとは考えてもいなかった。 我々は作戦を変更し、まずはDDの警戒心を解き、我々の存在を敵ではないと認識してもらうことを優先した。 体を丸めて動かないDDを少し離れた場所から静かに見守った。主食は何なのか、どのような体の構造をしているのか、頑丈な皮膚はどれ程の衝撃にまで耐えられるのか。奴らの生態にとにかく興味が湧いた。 何日も何日も優しく声をかけ、そっと近づいてその硬い体表に触れてみたりもした。だが、DDが丸めた体を開く事はなかった。 またある日も、我々は爆弾護の生息地を探索し、調査に出向いていた。いつ何が起こるか分からない、危険な惑星。単独行動は禁止されている。 しかし、私は馬鹿だった。爆弾護の群れを見つけ、好奇心からつい寄り道をし、捜査班とはぐれてしまったのだ。