街の片隅で修理屋を営む青年・デルタは、人々の機械を直しながら日々を暮らしていた。だが、ある日、謎のサイボーグ「ガンマ」が現れ、彼の右腕を見て言う——「お前も“コードベアラー”だな」 それはかつて世界を救ったとされる、古代の意志を受け継ぐ存在のこと。否定するデルタだったが、街を襲う正体不明の機械兵を前に、彼の右腕が本来の力を目覚めさせていく。 追跡者、失われた仲間、そして眠る“記憶”。すべての謎が交差する中、姿を現した第三の存在“オメガ”——彼は敵か、味方か。デルタの運命は静かに動き出す。