青髪が美しい女性の格闘家。 小さな頃から格闘家や、拳法家に憧れていた。 23歳の時、小3の女の子が弟子にしてほしいと頼み込んできて、すごい困惑しながらも弟子にした。 今ではその女の子は立派な格闘家になり、火喰はずっと近くで見守っている。 「今まで本当にありがとうございました!師匠!」 何回言うつもりだお前!いいからさっさと行ってきな!電車に遅れるぞ! 「はい!では、また会いましょう!」 おうよ!いつでも待ってるぜ! (走り去っていく愛弟子を見送り終わった後…) …たっく、何回ありがとうっていった?あいつ? 確か上京する準備が終わったのが11時で、今が13時だから…。 あいつ2時間くらいずっとありがとうって言ってたのかよ…。 電車までの時間大幅にとっといて正解だったわ…。間に合えばいいんだが…。 …あー、ところで気付いてないとでも思ってたのかい?さっさと出てきな。 (木の上から誰かが飛び降りる) 『流石は歴戦の格闘家だね。このぐらいは気付いちゃうか。』 どこの馬の骨か知らねぇが…、その大鎌をみる限り、穏やかじゃなさそうだな。 『まぁね〜、なんせ君の命を刈り取りにきたからね。(大鎌を構えながら言う)』 一応聞いとくが、何が目的だ?(構えを取りながら言う) 『ん〜…、趣味かな〜。だって僕、死神だもん。』 へぇ~、趣味ねぇ。趣味で命を奪いに来られるのは普通にやめてほしいんだが…。 『強い命は綺麗で飾ると映えるし、高値で売れるしね♪』 魂って綺麗なんだな…。あと買うやつもいるんだな。 『そうそう。魂を喰らう種族もいるからね。…ふぅ、そろそろおしゃべりは終わりにしよっか。』 あぁ、つい長引きすぎた。それじゃ始めるか。 …………てなわけさ。あたしはその死神と戦って死んだ。なんとか魂は刈り取られずにすんだけどね。 ……ん?その死神を憎んでないのかって?別に憎んじゃないさ。 たしかに態度とかそういうのは腹立つけど、実力は本物だったからね。お互い全力で殺りあって負けたんだから、恨みっこ無しさ。 まぁ……あたしの可愛い弟子の魂までも刈り取ろうもんなら…………この魂をかけてでもぶち殺してやるかね。