魔王や邪神、悪魔に魔物、数多くの絶望が溢れる終末の時代。 故郷を失った一人の少女は、とある一冊の本と出会った。 本を読んだ彼女は知ってしまう。 人類の終着点を。一冊に収まる程度の、限られた可能性を。 それでも少女は、涙を拭い立ち上がる。 「絶望が世界を覆うなら、 私が希望に変えてみせます!」 優しき瞳に決意を宿し、彼女は今日も未来を書き換える。 一冊に収まり切らない程の、希望に溢れた未来を夢見て――