ルルカが魔法学校に入学してから、いくつもの月日が経った頃 ルルカの風魔法は魔法学校の生徒達から注目される程にまで上達していた ...相変わらず風魔法以外は暴走しがちではあるが 「ルルカちゃん、また訓練場の壁焦がしたでしょ...」 「で、でもすぐに風魔法で火を消したしーっ」 クラス対抗の魔法祭(俗に言う体育祭みたいなもの)もルルカの風魔法によってクラスを優勝に導いた 最初こそルルカは魔法学校の生徒の中では、ただの見習い剣士という異端そのものだったが 今ではこうしてかけがえのない仲間達に囲まれている ルルカは、きっかけはどうであれ、この魔法学校に入学した事に感謝していた 「...では、先程教えた手順通りにフラスコの魔法薬にカガヤキキノコの胞子を...ルルカさん?火力が高すぎませんか?」 「あ"」 ...魔術実験棟調合教室から響く爆発音 まだまだ、道のりは険しそうだ 草木も寝静まった夜、魔法学校を遠く離れた丘から、魔法学校を眺める怪しい影 魔の手は、すぐそこまで迫っていた 次回、魔法学校の見習い剣士 [暗躍、闇の魔法使い] 嵐の前は、決まって静かなよr『ボゴォオオオン!!』 「コォルゥァアアア!!ルルカァァァァァ!!!!」 「ひーん!こっそり炎魔法練習しようと思ったのにー!!」 ...まあ、騒がしい夜の時だってある。