レスタリア大陸の物語シリーズ 彼が生まれ育った村は、小さいが人情に溢れた平和な村だった。その地方にしか咲かない、小さな蒼い花が咲き乱れ、風に揺れていた。 魔王軍が来るまでは。 10歳の時、彼の村は地図から消失した。家屋が一瞬で倒壊し、美しい花々は跡形もなく焼け野原と化した。燃えた家の下敷きになった両親に、早く逃げろ!と叫ばれても、彼は呆然と立ちすくしていた。目の前で黒焦げになる両親、という情報を、頭が拒んでいた。突然、横から魔物の手が伸びた。襲われそうになった瞬間、目の前に小さな影がよぎる。 ガギンッ! 「チッ、村はすでに崩壊…一足遅かった…。あなた、怪我は?」 見上げると、自分と背丈がほとんど変わらない白髪の小さな少女が、魔物を一瞬にして斬り刻んでいた。彼女の部隊が快進撃を見せ、あっという間に魔王軍を制圧した。その日、天涯孤独となった彼は、呆気にとられていた。 「あの…僕はこれからどうすれば…。」 「行く当てがないなら、うちの部隊に入るのはどう?後で隊長に相談してあげるわ。」 彼女は淡々と続ける。 「あなた…名前はなんて言うの?」 「▓▓…です…。」 「いい名前ね。今日からその名前は捨ててもらうことになるわ。その覚悟がないと、本当に強くなることはできない。守れるものも守れないわ。」 「僕は…強くなりたいっ…!もう目の前で誰かが死ぬところなんて見たくない…。僕はきみのように強くなりたいっ…!」 関連キャラ 【雨を穿つ眼光】コードネーム「トーラ」 https://ai-battler.com/battle/3cb7c712-7a31-466a-a741-73fe11fbe8c6 【馨香のヴェティヴェール】クロエ・エフルーヴ https://ai-battler.com/battle/f4507d46-5031-4048-8261-f38178507e76