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翠緑の至点

とある日、「月の使者」と名乗る謎の生命体?がやってきた。緑と黒の装置を身につけた少女の様な見た目をした彼女は、しばらく都会の真ん中に居座った。何百人も見物人や警察が来た。そして居座って24時間後、彼女は殺戮を始めた。それは「選別」であり、当然の行動だと主張した。 それにとある少年が巻き込まれた。何千、何万人の内一人。そんな彼に彼女は「お前は特別だ」と言った。 目を覚ました。 暗闇、その中に一筋の翠緑の光。 光は自分を包んだ。 そして、暗闇が拘束した。自分が、光に包まれる事を拒むかのように。光はどんどん遠ざかる。手を伸ばそうとしても、動かない。動かせない。 そして、気づけば目も遮られ、自分に残ったのは、何も無かった。 …いや、一つだけ残っていたかもしれないね。 純真無垢の自分の心を、「道具」として利用出来るという価値が。 月の使者は私を縛った。首に棘を着け、自分はただの「道具」に過ぎないと。そう言った。 私の視界には何も見えない。それは暗闇でも、光でもない。希望も、絶望も無い。 残っているのは、何も無かった。 「道具」であることを示すかのように。