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《 CINDER OF ORIGIN 》

■旅は始まる。 彼は言っていた。 「可能性の萌芽」の存在を。 そんなものが旧人類にあるとは、甚だ期待できないが...... だが...... 「.....試してみる価値は、あるのかもしれんな」 そういって彼は、楽園を去った。 全てを自己完結する楽園に、彼は不要であったから。 今彼が去ろうとも、問題は起きないだろう。 灰の降る大地に、彼は降り立った。 大地には最早何もない。 彼が統べるべきものも、進化も、平穏も。 彼は大地を歩いて行った。 ただ一本の花を胸に抱いて。