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第506装甲擲弾兵大隊「ジアルジア」

【概要】廃棄したはずの《削除済み》匹の寄生体が野生化して死体に寄生、変異したのがこの寄生兵器E型である。  幸いにも女王種C型のフェロモンで行動を制御可能だった。 【寄生と変異のプロセス】概ねC型やD型と同じく、死体へ寄生後に《削除済み》状の繭を形成して宿主を少女の様な姿に作り変える変態を行う。 【現在】在庫処分も兼ねて最前線へ出し続けているが、全滅しても一向に減る様子が無く、むしろ増えている気さえする。 【名称の由来】ジアルジアと呼ばれる脊椎動物に寄生する原生生物の一種から。宿主ごとに40種類以上の分類が存在する。 【ジアルジアとは】ジアルジア症と呼ばれる胃腸炎を引き起こして時には宿主と共進化もする。(共進化とは聞こえは良いが、要はジアルジアが宿主を殺さず上手く利用し続ける為の進化なのだ。)  しかも浄水場では完全な除去は困難で塩素にも抵抗を示し、−20℃を耐え、煮沸でも完全に死滅しないので質が相当悪い。  上記の理由から、全滅しても何故か勝手に人数が元に戻る彼等にはピッタリの名前だろうという以外に、半ば皮肉めいた意味合いも込めて名付けられた。 【E型のフェロモン通信】 E型はD型の同様にフェロモンを使って他の寄生体と会話する。しかし人間には知覚できず、出来たところで大して内容のある会話はしてない。 【例1】 E型010「アレ好き?ふわふわの甘いヤツ...」 E型0222「好き...甘いふわふわ好き」 E型023「綿飴の話?」 E型010&0222「「回転焼き」」 E型023「...甘いふわふわに、そんな名前はついて無い...今川焼が正式名称。」 【例2】 E型045「ドングリ...ドングリしか食べてない...」 E型0313「...椎の実食べる?」 E型045「椎の実とドングリ........ドングリの背比べ....」 と、このように常人の日常会話を水で10倍薄めたようなやり取りを部隊間で1日中繰り返しているらしい。 [重要]大隊は規模の拡大、等級を師団へ変更、それに伴いちょうど*更に数が増えた同隊の等級を中隊から大隊へ昇格。  *C型の推測によれば《削除済み》を行える個体が存在し、更に戦闘地域周辺の中型動物などに寄生、数を増やしている可能性あり。