「霊葉、貴様も今後「十能」の姓を 名乗れ。創世者としての高潔な姓だ。 我々には、世を正す、義務がある。」 じゅうのう ぜんが 十能 善我 武人、霊我の息子。 幼少期から英才教育を受けていた為、 感情の起伏が殆ど無い男。 初めは、父の事など眼中に無かった。 自身の命でさえ、どうでも良かった。 しかし、父からの愛を知った時、 善我の心は変わった。 【日録】 目の前で父が自害した。 私達を庇って。 その後、愚敵は私達をも、 殺そうとした。 返り討ちにしてやった。 徹底的に。完膚無きまでに。 この血が生きる限り、父さんの 愛は消えないよ。 貴方から授かった、この力で、 私達が世を正す。 これが、私から貴方への恩返しです。 〆 【家系図】 (平安後期) 霊我―𓏸𓏸 ↓ I (鎌倉) I I ↓ 相良 栞― 善我 霊葉―秦 柚希 I I I I I I 𓏸𓏸-唯我 唯奈 𓏸𓏸-葉月 結月-𓏸𓏸 I I I ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ↓ I I (平成) 美鳥 etc 永楽 etc