非常に冷酷かつ残忍で、敵と見なせばとにかく殺すことしか考えていない。 フリーザやコルド大王はたとえ敵でも優秀な相手(もしくは利用価値がある)と見込めば味方に引き込もうとする一面も持つのに対し、ある意味この一族としては珍しい武人気質の人物。 ※元々フリーザ一族は穏やかな種族とされており、そういう意味では彼らのような性分の方が珍しい そのためか戦闘においては非常に用心深く徹底的で、虫の息にまで追い込んだとしても確実な死体を見るまでは決して自身の勝利を認めずに警戒を続け、姿を見失ったら広範囲への強力な攻撃で容赦なく追い討ちして叩き潰す。 一切の油断も手抜きもせず確実に殺す、それがクウラなのである。 なお星ごと消せば悟空を容易に倒せるにも拘わらずあえて1対1を選んだフリーザと違い、不利と見ればすぐに星ごと破壊する決断を下しており、手段を選ばない強かさもある。 プライドも高く、超サイヤ人の誕生を恐れる一方でそのサイヤ人を下等生物だと見下しており、弟を倒した悟空をなぶり殺しにすることに執念を燃やす。 しかしそれは弟の敵討ちではなく、一族が受けた屈辱へのクウラ個人としての復讐心からであった。 自身にも厳しい一面があり、即座に自分の非を認める潔さも持っている。 弟が「悪の帝王」「マフィアのカリスマ」だとすれば、兄は「冷徹な兵士」「武闘派集団の隊長」と言えよう。 全身が筋骨隆々となって一回り以上大型化し、目は赤く光る。 4本の角が生えて両肘からも突起が伸び、背中にも2本の角が生え、肩のパッド状外殻も大きく発達し、尻尾の先端にも外殻が現れる。 戦う際にはプロテクター状装甲からマスク状の外殻が現れ、口元を覆うように装着する。この状態になると声にエコーが掛かるようになる。 フリーザが第1形態から第2形態に変身した時のように、通常形態と比べ若干口調や性格が荒々しくなる。 クウラは元々フリーザよりも身長が高いのだが、この形態になると体格差が更に顕著になり、悟空よりも頭一つ分大きくなる。 戦闘ではその見た目の通り力強い戦い方を好み、突進や格闘戦が多く描かれた。この形態への変身はそれまで誰にも見せたことが無いらしく、悟空に対して上記の通り最初で最後の変身と発言している。 変身の最後に、「さあ…始めようか!」の台詞とともに、マスク状の外殻がカシャッと口元を覆うシーンはインパクト大。そのスタイリッシュさからファンも多いようだ。