ログイン

【イーオンの僕】ブッチャラー・サイ・ゾーン

R1989.12.3 担当 【イーオンの異端審問官】レグナント 記念すべき初の教団入信者だ。 創設時からもう10日は経っている。 いや、逆に10日で入信者が現れた事をイーオン様に感謝しよう。 ここは容姿から行こうか。 イーオン教団の装いを身に纏っている。 まあ当然なのだが。そしてなんといっても巨漢。戦闘員で決定だな。 絡み合う蔦の刻印が施された仮面。これは下級団員の標準装備だ。 特に意味はないし、着ける義務もない。恐らくだが相当生真面目なのだろう。早く団員をかき集めねば、まだまだ仮面の在庫は大量にある。男の髪型とかはツーブロックくらいしかわからない。だから髪型の記述は今回は省かせてもらう。 彼には質の良い武器を早めの初任給代わりにくれてやるつもりだったが断られてしまった。彼には彼の手に馴染んだ武器という物があるらしい。古くボロボロでどこかの民族だのスラム育ちだのですら持っていそうな物の様だったが少し、 気配を感じた。彼はそれなりに強くなるだろう。 さて、ここは一つブッチャラー君にお話を聞いてみよう。 レ「意気込みはどうだ?新入り。」 ブ「」 レ「ん?緊張で声も出ないか?」 ブ「………」 レ「おいおい無視するなよ………え、ブッチャラー君何で倒れてんの!?」 レ「」 ブ「……インタビューを終了する。」 彼から聞いた話だと、どうやら無精髭の生えたフードの男から我々の教団の話を聞いたらしい。 おかしい。おかしいぞ。 創設時にそんな奴は居なかったしそれにこの教団は基本的に秘匿されている。 ………仕事が増えるのは嫌だが、なんとかしなければ。やむを得ん。 …………記録を終了する。