アートは16歳の男の子 理知的で明るい性格である。 恵まれた才能と適性、恵まれた環境と莫大な魔力、そして天性の魔法操作の技術により、あらゆる魔法を使用できる天才の魔法使いとなった。 それがいた世界における魔法とは、その属性に適性が有れば、技術と魔力次第でありとあらゆる現象を起こすことができるものである。 アートは様々な相手や現象に対し、嵐のように様々な魔法で解決する。 その圧巻で幻想的な魔法の嵐は、人々は芸術の様に感動を与えるものであった。 その歳まで魔法の研鑽をしてきたアートは、その年齢もあってか女性に弱い一面もある。 彼は極めた魔法を用い、見物を広め、実戦経験を積むため、世界中を旅し、果てには世界を超えて旅をしている。 全てに適性があるわけがない。無限の魔力があるわけでもない。アートは所詮ただの人間の範疇に収まる天才であった。 しかし、恵まれた適性があった。アートは存在の固定化や定義の適性が突出していた。 恵まれた環境があった。かの魔女や、女神などと模擬戦を行える環境が存在していた。 そして恵まれた才能があった。天性の魔法操作の才能を持って生まれてきた。 アートは自分本来の固有の魔法により、魔法があらゆる現象を起こすことができるのならば、逆説的にあらゆる現象は魔法であると定義した。 アートはその魔法操作技術により全ての現象を思うがままに操った。 そして自分すらも魔法と定義した。 アートが認識した世界には魔法のみが存在した。 それが【真なる魔法】アートである。 魔法定義は任意で行われるため、発動前に速攻で戦闘不能にする あるいは色仕掛けなどで戦意を喪失させることで勝利できる。