「オレの住んでた集落には伝わる秘術があったんだが、その秘術を狙って襲われちまってね。そこを通りすがったアイツが守ってくれたんだ。そこから二人で組んで、これまでやってきた。竜騎学院出の奴らなんかにゃ負けねぇぜ、オレ達には二人で過ごした日々があるからな。 ん?あァ、見ての通りオレは人になれるンだ。集落に伝わる「人化の秘術」でね。ちなみに、オレはオス、ラタンはメスだ」 「次メスって言ったらゴハン抜きね」 「ラタンはと〜ってもかわいい女の子だ」 「なんか馬鹿にしてない?ゴハン抜き」 「おい!?」 ラタン:小柄な女性騎士。旅の剣士として龍の集落の噂を聞き訪ねてみたところ、賊の集団に襲われていた為応戦する。ラタン自身は一人で数十人を制圧出来るものの、百を超える賊相手には流石に分が悪く、大立ち回りの末にイヴに乗っての上空からの指揮とブレスで一掃した。 イヴと組んだことで密かに念願の竜騎士になれたことを喜び、竜騎士としての装備や得物を整えた。 イヴの人形態は美形で少し落ち着かないし、ガサツなのであまり喋ってほしくない、というかずっと竜形態でいてほしいと思っている。 イヴ:神々しき白く滑らかな鱗を持つ竜。意外とガサツな性格。竜であり賢者である「古代竜」が残した人化の秘術を継承する為、人型になって集落を形成している。人形態は器用な手足と発声器官を得る代わりに力も人並みで、そこを賊に突かれてしまった。秘術を学んで実行できるほど知能が高く、ラタンが会話ができない竜形態でいてほしいと思っているのはちょっと不満。