幼きある日…歪が…全てを奪い去った。 希死念慮…喪失感に包まれ 自死を選ぼうと ただ暗く目が染まった その時ある男が言った。 「お前…うちに来ないか」 何を言っている? 俺なぞに何の価値も 無かろうに… だが俺はある考えだけが過った 母の…妹の…父の…故郷の人々がいた 証を残したい。 ただ其れだけの小さな思考。 手を取るのにそれ以上の思考も言葉も 要らなかった。